女性の月に一度のお友達。そう、生理。人によってはぜ〜んぜん
痛くも痒くも無いという事もあれば、のた打ち回って苦しむタイプ、
もしくは、まあちょっと痛くなるかな?程度の人などなど、本当に
さまざまです。そして私は初日に全ての痛みが一度にやってくる
タイプなんです・・・。男性読者の方々には出産の苦しみがわから
ないのと同じように生理痛の苦しみもわからないでしょう。分からな
いだけならともかく、中年オヤジの中には「おや?なんだか今日は
ご機嫌斜めだね〜。はは〜ん、さてはアンネちゃんだなぁ〜?
はっはっは〜!」などと言い喜ぶバカが入るので始末が悪い。
どれぐらい痛いかを具体的に男性諸君に説明するとなると、睾丸を
ハンマーで叩き潰すぐらいと言えば分かってもらえるでしょうか。
今までの経験としては、家であまりの痛みに気絶して階段から
転げ落ち、学校で貧血を起こし級友二人に支えてもらいながら
保健室に連れられ、駅でこれまた貧血を起こし担架で事務室に
運ばれるなどなど笑えない経験をしてきた。だから私がスウェーデン
に行くと決まった時も本人はもとより両親、友人達にも心配されました。
一ヶ月、二ヶ月と何とか切り抜けてきたあと三ヶ月目にその日は
やって来た。まだ予定日には日にちがあったある日、ちょっとおなかは
痛いけどまあ大丈夫だろう・・とタカをくくって薬を持たずに学校に
いった。しかし腹痛は収まるどころか痛みが増してきた。もしかして
ヤバイかなと思ったので学校を早退して家に帰る事にした。乗り換
の為バスを降り他のバスを待っていた時、激しい痛みが突如として
私を襲い体は冷たくなり脂汗が出てきた。そして吐き気。と、そこへ
一人の女性がバス停にやって来た。彼女にタクシーを呼んでもらい
家にとにかく帰ろうとしたものの、みごとに二人の前でゲロを吐き、
結局救急車を呼んでもらった。その間に次のバスが来てその女性
は行ってしまい、しばし一人でもがき苦しんでいた。そこへひとりの
男性が来たが私を見ると麻薬中毒のヤバイ女だとでも思ったのか
離れた所に立ったのでした。や〜っと救急車がやって来て車内で
どうしただの、いつも使っている薬の種類はナンダだの色々聞いて
くるのでモウロウとしながら答えた。そうこうしながら車はカロリンスカ
病院に着き、私は婦人科に運ばれた。看護婦に薬をくれ〜と懇願
したが聞き流され、20〜30分もがき続けたらなんとぴたりと痛みが
収まってしまったのだった。今までは薬をすぐ飲んだから痛く無くなる
のだと思っていたのである意味画期的な発見だった。その後看護婦
から紙コップを渡され「これにオシッコ入れて持ってきて!」と言われた。
その通りにして渡しに行こうとしたがどこにいるのか分からない。
お陰でこっちは自分のオシッコの入ったコップを持ってしばら〜く
うろついてしまった。はっきり言って怪しい女である。やっと部屋を
見つけコップを渡しついでに「あの〜、もう痛くないので帰って良い
ですか?」と聞いてみた。そうしたら間髪入れず「だめよ、あなた診察
待ってるんでしょ?」とか何とか言われそれから子一時間待った。
ようやく私の名が呼ばれ診察室に入ると女医がいた。事情を説明
したら、もう痛くないのなら別に診察の必要は無いし、常備薬が家に
あるなら薬もいらないわね、ハイ診察終わりってな感じでした。・・・
なんだか訳わからないままに時間だけがすぎ、スウェーデンの病院
ってなんか・・。と思えてきた。そして数日後病院から200クローナと
書いてある振り込み用紙が送られてきた。あぁ、駄目押し!それ以来
充分に懲りた私は常に薬をカバンの中に入れることにしたのでした。